ローレルオーナーズ

ローレルクラブ、広尾、その他一口クラブの血統等の覚書きです。

ウインジュビリー22

サートゥルナーリア産駒の初年度産駒。

サートゥルナーリアと兄リオンディーズの大きな違いは分かりやすく、サラトガデューが挟まるか否かの差でしょう。

いずれもSpecialのクロスを持つ種牡馬でリズム的には緊張なので、ホームランバッターを狙うなら子の代では緩和したい。

リオンディーズからサートゥルナーリアに替わるプラスで言えば、Storm Catや北米血脈由来のパワーを伝えてくれる可能性、また、Secretariatの増幅配合や、ブライアンズタイム等の肌でHis Majesty≒Graustarkを更に継続出来る点、キンカメ×トニービンの相性は良くなかったが、ロードカナロア×トニービンでは母父ハーツクライケイデンスコールやトロワゼトワルが出た配合が組める事、辺りが思い付くが、リオンディーズ×ハーツクライでもインダストリアが出ているので、一番最後のはサートゥルナーリアの大きな利点にはならなさそう。

 

例えば、リオンディーズ産駒のテーオーロイヤルでは、母父にマンハッタンカフェを用意して非ND、母母も非NDなので、分かりやすく緩和出来ている上に、Kris S.Habitatシーザリオの靱やかさを再現しているのでは、と言うのは容易に想像がつく。この配合で牝馬に出てしまうと靱やか過ぎて走れない可能性があるが、ウインジュビリー22が牡馬に出たのはそう言った面では好材料

ウインジュビリー22は曲飛節でトモ高。ここからの成長を考えるとリオンディーズの産駒によく似た形になりそう。

血統的には上記の通りで、母父が非NDのシンボリクリスエス、母母ダイモンドビコーもNDを持たないので、緩和のリズム。

兄コイヌールはどうやら小さく出てしまったようだが、母ウインジュビリーも大型の牝馬だったので、ウインジュビリー22はある程度の大きさになってくれると嬉しいが。