ウインジュビリー22から書き始めて、その後は募集終了した馬の酷評しからしていない気がしますが、アイチャン21に関しては褒められる点はありそうです。
Dubawi後継のNew Bayの産駒で、国内で目にするDubawi後継と言えばマクフィ、モンテロッソ辺り。
マクフィの産駒は早い時計が苦手で、時計のかかるレースが得意。母次第で芝、ダートどちらのタイプも出ていて、短距離向き。
短距離向きなのはDubawi×Saddler's wellsのモンテロッソも同じで、New Bayも凡そ同じような傾向になりそう。
後はスピードを伝え難いモンテロッソよりも伝えてくれれば、マクフィ也には期待出来そう。
Saddler's wells持ちの種牡馬にはSpecialを合わせる、と言うのは定石で、アイチャン21もこのパターン。
特筆するべきはSlightly Dangerousの5×5。
Robert後継のクロス持ちで、Robertと言えばコルトサイヤーなので、この点に関してはマイナス要素。
評価としては、時計のかかる短距離芝向き、決め手に欠けるので先行押し切りの競馬が出来るようなら、2400万は「安い」
さて、Robert×Saddler's wellsと言えば当然筆頭格にはモーリスが浮上してきますが、このアイチャン21(ラヴベイ)は、よくモーリスの産駒に似てるんですよね。大きな頭と豊富な肉量、歩く時の低い姿勢なんかも正にモーリス産駒のそれ。
となると、それなりにスピードはあるんじゃないかな、という推察はつくので、四位厩舎に期待する所はビシバシ鍛えて持久力を付けていく事じゃないでしょうか。
脚や胴が長い、と言った事もないのでらどこかで頭打ちになってしまう可能性はありますが、育成次第ではオープンを目指せると思います。