ローレルオーナーズ

ローレルクラブ、広尾、その他一口クラブの血統等の覚書きです。

リエラのオープンチャレンジについて

少頭数、相手も楽、小柄で短距離向きでない、とチャレンジする要素は揃ってたと思いますが、結果はタイムオーバー。この辺り、少し掘って見たいと思います。

 

リエラは392kgでの出走、小柄の馬って言うのは往々にして、骨量だけでなく、筋量も少ない場合が多いので、馬格のあるタイプと比べるとスッキリ仕上がりやすいです。こういったメリットを活かして、二歳戦では小柄な馬が勝ち、大型馬は劣る結果になりやすいのも事実。

 

ただし、小柄な馬にはそれ以上に大きなデメリットがあると考えています。

 

簡単に言うと、完歩差が開きすぎる事ですね。ウサイン・ボルトと同じ回転数で170cmの男性が走ったとしても、差は広がる一方です。

 

リエラの活路は、デカいCC型が割拠する短距離でなく、中長距離になってしまうのは至極当然だと思います。(ではデビュー戦は何故、という話になってしまうんですが、これは上記の仕上がりが早いので使いたかった、というのもあるでしょう。)

 

ワールドエースの産駒は1400m〜1800mを得意とする産駒も多く、推測ですがCT型でしょうね。

母の戦績が微妙で、遺伝子型の推測が立ちづらいんですが、血統配列的にステイヤー、って事は無さそうなんですよね。良くてCT、悪い場合でCCでしょうか。

辛うじて、リエラにはTTの可能性が残されていますが、基本的にはCTだと思います。となると、あまり伸びすぎても良くない。

 

スプリントでも1800mでもスピードが足りてないとなるともう思い切って伸ばすしかないんですが、伸ばせば伸ばす程道中のペースも緩くなって決め手比べになりやすい。となって来るとワンペース気味で非力なリエラには苦しい。

 

活路はダートしかなさそうです。

美浦所属なので、東京ダート2100mよりは中山ダート1800mとかの方がいいでしょうね。

芝なら道悪さえこなせるなら、比較的スタミナ比べになりやすい福島2600m等。良馬場だと最後見劣りそうですしね。

福島2600mって未勝利の番組ありましたっけ?